笑顔=自分≠友達

□拾参:何この茶番
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「サッカーの描写しないから」
「……何の話だよ」

 読者の皆さま……。管理人はサッカーの描写が下手なのでないほうがいいと思うのですがどうでしょうか……?
 一応今回は描写しないのですが、ご要望があればヒロインちゃんの壮絶な活躍(嘘)を書いて行きます。

「あー勝ったー!」
 一之瀬のザ・フェニックス云々。
 西垣の止めて見せる云々。
 豪炎寺君と武方三兄弟の和解云々。
 あああ。三兄弟マジかわいい。
 あ、今更だけど一之瀬はどっち側の人間なんだろうか、今度聞いてみよう。
 そんなくだらないことを考えていると大きな声で呼びとめられた。

「おい!」「翔嵐さん!」「待て、みたいなあ!」

 ああ私のオアシス。
 待ってて今行くから。
 マックスは、見てないから今のうちに。

「何?」
「あの、えと……」
「ありがとう、ございました……」
「みたいなあ?」
「何が???」

 分からない。この子たちに文句を言われることはあっても(自覚済み)お礼を言われることは何一つしていない。

「俺たち、結構自分たちに自信がなくて」
「初めて、あんなふうに褒められたんです」
「だから、嬉しかったんだよ、みたいなあ……」
「……っ、あんたたち」

 今までいやみだと思っていた武方三兄弟。
 今ここにきてやっと分かった、虚勢。嗚呼、頑張ったんだね。
 気づいたら三人を抱きしめていた。

「「「!!??」」」
「頑張ったね」
「「「……っ」」」

 三人は涙を流してた。
 それをなんて愛しいんだろうとどうしてこの子たちのことが嫌いだったんだろうと思った。

「これからは何時でも連絡してきていいから。何時でも弱音吐いていいから」
「「「ありがとう」」」

 そう言って連絡先を交換した。

(帰ってから)(マックスの殺気が)(半端なかった)


――
 意味不ですが雰囲気雰囲気!!

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