笑顔=自分≠友達

□拾:何があったのかわからない
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「おはよっ! え、何その蔑んだ目!! ごめん私Mじゃないから悪いけどそんな眼にはぞくぞくしないんだよねー!!」
「……何あいつ」

 朝の挨拶をしたらクラスメイトの神村さん(仮)にすごく蔑んだ目で睨まれた。
 いやー私マックスにはかなわないけどどっちかと言うと生粋のSなんだよねw

「翔嵐……」
「あれっ、鬼道君? GO炎寺君? と、ピンク禿げ君??」
「誰がピンク禿げだ!!」
ドスッ
「いったあ……w」
「言う割には痛くなさそうだな、手前」
「え? すごく痛いよww?」

 ほんとは痛くもなんともないけどね? だって、私はそんじゃそこらの女子みたいに『痛ーい! やめてよぉ』なんていいはしないよ? 期待してたならゴメンネゴメンネー!wwww

「っ、ふざけるな!」
「皆、やめて!!」
「鈴蘭……」
「あるぇ? 入来院? 何のよu「翔嵐さんをいじめちゃだめじゃない! 皆の大切な仲間でしょう!?」……あれ? 私ってあなたに仲間だと思ってもらってたの? びっくりだよ……」

 いや、本当に向こうが思ってるのならね?

「だって、おんなじサッカー部でしょ!?」
「一回も練習に出てないのに?」
「だってマックスに連れまわされてるんだよ、こいつ」

 半田がフォローを入れた。
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