笑顔=自分≠友達

□玖:真っ白な夢を見た
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「……隼音」
「ん、ふぁあ……。何、自称神」



 真っ白な世界、じゃない。すごくすごく可愛い世界。ふわふわの世界。きっとこれは自称神の趣味だと思う。思うじゃなくて絶対か。
 あの後、皆と別れた私は吸い込まれるようにベッドにダイブイン!


 夢の世界がこれ、と言うわけだ。



「自称じゃないって言うの。忘れ物、してたんだ」

「何? 入来院がトリップ主って伝えること?」

「あ、気付いたの、それ? ううん、違う。三つ願いをかなえてあげること。っていうか、今日思いついたの! 君のパソコンで夢小説見てたらトリップする子って大体三つかなえてもらってるじゃん? さっきあの子の所行ってきたよ。仕方ないから。嫌だけどね」





 私のパソコンて……。

 てか笑顔で毒吐いたこいつ。綺麗な顔で。
 まあいいけどさ。
 ちょっと待て。入来院の所にも……?



「純粋に質問だ。入来院は何を頼んだんだ?」

「一つ目、愛され特典。みんなに愛されたいんだって。二つ目、学力。自分が頭良くないってわかってたんだね。三つ目、身体能力。サッカーしたいって。ばっかだよねーw」









「……なんとまあ、」
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