精霊の守り人 短編集
□異常性癖
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目の前には一匹のラルンガ
その姿はまさに異形
数本の腕、というよりは根のような
更には花のような口
それら全てを目の当たりにした彼らは少なからず怖じ気づいていたのだが
こんなもの、鉢植えにでも植えてやればいいのよ!
落ち着け
へいカモン!来れ俺の時代ー!
瞬殺
さ、流石腐っても土の精霊、触手でSMプレイとは…だけどそういうの趣味じゃないんだよね
触手とかいうな
あらジン貴方触手の意味が分かるの?
え?あ…いや…
んー、まあ、狩人っていっても男だもんねえ、ジンの性癖にまで口出しするつもりはないから安心してね
ちげーよタコ
それにしても凄い数だね、いつの間にあんなに増えたのかしら
何をボサッと突っ立っている!早く逃げ…
あんな数で攻められたら堪らないだろうな…
………ちょ、本気?
いやでも思うでしょ?只でさえ一匹であれだけ触手あるんだよ?何匹いるのよ、ひーふーみー、違った、モンジンゼンユン…
浮気者!
げふぅおっ!
おっ俺というものがありながら…!
い、いやでもジンにはあんな触手付いてないじゃない
付いてたら怖ぇだろーが
俺にあんな触手は付いてないが、もっと凄いのが付いてるんだぜ、見よ!俺のマグナム!!って言いながらズボンとパンツ下ろしてみてよ
い、嫌に決まってるだろう!
え…
何だその意外そうな顔!
だって…
だって何だ
自信ないのかなって
………
ごめんね、自信家そうで全くそうじゃないからって嫌いになったりしないから安心してね
………!
脱げばいいんだろう脱げばあああああっ!
これで満足か!満足満足、あとはその辺でM字開脚とかしててくれたら尚嬉しいかかってこいやあ!キャー!ジン素敵ー!結婚してー!(ジン…)
(090409)
ラルンガもビックリして帰っていきそうだ