クローズ0 短編集
□傲慢彼女
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ああ、こりゃヤバい、珍しく本気でヤバい、命の危険を感じる、この俺がこんなにビビってんだ、そうとうヤバい、さっきからヤバいしか言ってねえけど、ホント、本当にヤバいんだよ
「聞いてんのかこのヘタレ」
ヘタレって誰だよ、なんて言ったら俺は明日の朝日を拝む事すら出来ずに死ぬだろう、それだけは勘弁だ
「中出しがカッコイイと思ってんならいっぺん死んで出直してこい!この腐れヤンキー!」
でも、俺、責任取るぜ?愛してるからな、お前だってそうだろう?自惚れじゃないはずだ
「ずっと傍にいろ」
「話聞いてた?っていうか素直に結婚して下さいとか言えないの」
言わせたかったんだ
じゃ、籍入れに行くかめんどいから一人で行ってよお、お前それはねえって