リボーン 短編集

□僕の名前は
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おい聞いてんのか変な分け目の六道パイナポー

ええ、貴方の可憐な声はしっかり僕の耳に届いていますよ

言い回しが一々気色悪いんだよ変態が、どうでもいいけど今どこに居るんだよ返答次第じゃ三途の川が見られるけど

貴方に気色悪いと言われるなら本望です

黙れ質問に答えろその無駄に長い後ろ髪をむしられたいの?

嫌です

だったら答

絶対に教えません

(むしられるのはいいんだ…)へえ?数ヵ月も姿眩ましておいてそういう事言うんだ?そっちの目抉りだしてガラス玉突っ込むぞ、トゲトゲしてるやつ

貴方自らやってくださるのならいくらでも、僕の全ては貴方の為だけに存在するんですから

………

心配かけたのは謝ります、貴方が許してくださるまで床に頭を擦り付けるのだって全く苦ではありません、ですがこればかりは言えませんね、教えてしまったら貴方は僕を思うあまり事を起こすでしょう?絶対にダメですよ、そんな事されたら僕は貴方が心配で心配で倒れてしまいます、それ以前に嬉しすぎて心臓が止まります、断言できます。いいですか?貴方の行動は全て僕の心臓に悪いんです、もちろんいい意味でですが、ああもう時間です…寂しいですが僕を信じて待っていてください、必ず貴方を迎えにいきます。漫画やドラマの世界でこのセリフは死亡フラグですが僕は死にませんし死ねません、僕の命は貴方の物です、貴方の前に跪くより先に、貴方にこの命を奪われるより前に僕は死ねない、お分かりいただけましたか?僕の可愛いお姫さmガチャン!



………

どうしたビョン

骸さま何だって?

………は…

は?

歯?

犬、多分違うよ

は…はず…



恥ずかしすぎて死にたい!



随分長い電話だね、ここ僕の部屋だって分かってる?クフフ、羨ましいのでしょう?分かりますよその気持ち、僕だって僕が羨ましい、彼女にこれだけ愛されてる僕が憎い!落ち着いて鼻血を拭きなよ、変な頭の六道骸くんああ、ありがとうございます、あと僕の名前は六道骸であって六道骸ではありません、六道パイナポーです、以後間違えないようにああそう(最高にムカつくのはなんでだろう)


(081030)

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