リボーン 短編集
□子供
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「王子王子って馬鹿の一つ覚えかよ」
「マジ殺すぜってえ殺す！」
王子もといベルは目の前で読書してると見せかけて自分をからかう女を睨んだ
「前髪で目隠れてるから全然怖くないんですけど」
「だぁああッ！何なんだよお前！」
自棄になって多分生まれて初めてじゃないかってくらい大きい声を上げた
ああ、みっともねえ…！
「もう本当何なのお前…！」
「人間」
「ぷっちーん」
事ある毎にアンタって子供だよねとか思考回路が子供みたいだとか
とにかく俺を子供扱いするこいつが！
に ん げ ん
って！何!?
「ちっげーから、ああもう疲れるお前と喋ってるとマジ疲れる」
「そう？私は楽しいけど」
「………」
またそうやって俺をからかう
(そういうの嫌いじゃないけど)ふーん、ベルも真剣な顔しようとすれば出来るのねどういう意味だよ！