短編
□番外編
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「ご馳走さまでした」
今日も保健室で昼御飯を食べ終えた俺達。美味しかった……と、一息つくといつものようにベッドに寝転ぶ紗菜。
「あのさ……紗菜、ここは休憩室じゃないんだけど……」
溜め息をつく俺……猿飛佐助。
「ん〜……いいじゃん。ベッドきもちいし……」
そう言って気持ち良さそうに伸びをする彼女。
「相変わらず俺様の言うこと聞いてくれないのね……」
クスッと笑う紗菜。彼女の寝ているベッドにそっと腰かける俺。
「言うこと聞く気なんてないよ」
と、楽しげに微笑む彼女。それじゃあ……と俺はいきなり彼女を押し倒した。
ふぇっ……、
と拍子抜けした声を出す彼女。そんな彼女の耳元に俺は唇を寄せ、囁いた。
「言うこと聞かせちゃおっかな……」
ゃ……、と小さな声を上げる彼女。そして俺は首筋に唇を這わせた。否定の甘い囁きと共にビクッと跳ねる彼女。俺は耳から首筋そして胸へと唇を這わせる。彼女の声は否定から肯定へそして快楽へと変わっていった。
そして俺は腿をそっと撫でスカートの中に手を……、
――キーンコーンカーンコーン……
チャイムが鳴った。
「チャイム鳴ったから授業に行かなきゃ……」
潤んだ目でそう言う彼女。俺はそんな彼女の言葉を遮り近くにあった包帯を手にする。そしてそれで彼女の手首とベッドの柵を括りつけた。
「ちょっ……なに……」
「紗菜……ちょっと待っててね」
そのまま俺は保健室を後にした。