Bluebell
□episode 06
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「あいつ、どこいきやがった…!」
マテールから少し離れたとある駅前で神田は怒り震えていた。
彼の怒りの発端は任務を放棄して失踪したルナにある。
「ルナさん、ですか?」
現地で待ち構えていたファインダーは怒っている神田にビクつきながらもたずねた。
「ルナさんなら任務の内容きいてかえりましたよ」
「はぁ!?」
「Σ」
『それくらいなら神田ひとりでも大丈夫!』
そう笑顔で手をふって去っていったルナをとめることができなかったと彼は苦い表情で神田に言った。
「ちっ」
聞きたいことが山ほどある。
届く距離にいるのにつかめないもどかしさに神田はいらついていた。
episode 06 不審
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