Phantom road

□episode 28
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「まてよ…っ!!どういう意味ですか!?師匠!!」

「自分に聞け」

「!?」

「この戦争にゃ裏がある。今度は途中で死ぬんじゃねェぞ」


そういうとアレン達に背を向け出口にむかって歩いて行くクロス。アレンはそれを追いかけようとするが鴉達に止められる。


「元帥…お時間です」

「うるせェな、わかってら」

「待てって…」

『Σ!』

「言ってでしょッ!!」

『(Σシルがボールになったァァッ!!)』


手が使えないアレンは目の前を横切ったシルに頭突きをかましクロスの後頭部に当てた。



「ん?ナニ?よく聞こえない」

「ご退室を!元帥」



今にも暴れそうなクロスをおさながら鴉はいう。



「こ…っ、ここに入団した日。何があっても立ち止まらない、命がつきるまで歩き続けるってマナに誓った。誓ったのは僕だ!」


「!」


『…』


「自分が…“14番目”の記憶にどこまで操られてたかなんてわかんないし、マナのことも正直どう受け止めたらいいのか迷ってる。

でも僕は今でもマナが大好きだ。

このキモチだけは絶対…ッ、本物の僕の心だと思うから。だから僕は僕の意志でマナへの誓いを果たす、そう今決めた!

“14番目”なんか知るもんかッ!!それだけは絶ッッ対譲りませんから!!」



その誓いの言葉にルナは苦笑していた。そしてクロスが退席し、面会は終わった。





























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