Phantom road
□episode 25
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いっぽうルナ居ないことに騒ぎ始めるアレン達。
「あのアホ…」
一番にルナを見つけたのは神田だった。意外にもルナはひねりのない場所にいた。
「門の外って…有り得ねぇだろ」
そう…教団の門に寄りかかりルナは空を見上げていた。
「おい」
『ユウ…久しぶり』
「久しぶりか…?」
『久しぶりだよ』
ルナの近くに行くと神田はその表情を見た。そして同じように壁に身をあずけ空を見上げた。
「お前の師匠…」
『?』
「どんな人だったんだ?」
『…』
その質問があまりにも意外だったのかルナは驚いた表情で神田を見た。神田はそれに気付くと…
――バチンッ
『Σいたっ!!な…なに…(泣』
余程痛かったのかルナは涙目でデコピンをくらった額をおさえた。
「こっち見んな」
『もっと加減してよ…』
「はっ」
『いじわる…』
「今更だろ」
大好きな人の側に居たい。
きっと恋する女の子なら誰もが思うことだろう。ルナは再び壁に身をあずけると口を開いた。
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