Phantom road

□episode 24
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――キィィィ…



「来た…」


昇降機で降下する中、神田は構えた。レベル4は昇降機に向かって攻撃を仕掛けてくる。


「ヘブラスカ!」

「兄さん!!」


別のところからはリナリーとラビ、ルベリエ。それにも気付かずコムイは精一杯ヘブラスカに手を伸ばす。



――ドンッ



昇降機にアクマの攻撃が直撃した。


「…?」


まったく感じない痛みにコムイ達はつむっていた目を開けた。

見えたのは黒い羽。


「ブラッド…!?」

「何の騒ぎ?コレ」


コムイ達を守ったのはイノセンスを発動したブラッド。その鋼鉄の羽がアクマの攻撃を跳ね返したのだ。


「レベル4だ…、戦えるかい?ブラッド」

「僕じゃ対して時間稼ぎにならないだろうけど…」

「頼んだよ、無理しない程度に」


ブラッドは戦いを挑んだ。そんなときやって来たラビはブラッドの存在に驚いていた。


「ああぁぁあッ!!」

「ブラッドッ!!」

「チッ!!」

「やっぱり駄目か…っ」


元々協力して戦う型であるブラッドがひとりでレベル4に向かうのは無理があった。


「おいかけっこはおしまいですか?しつちょう」

「!」


神田とラビはイノセンスを宿さない武器を手にコムイの前に立った。


「下がってていいんだぜ」

「またまた」

「またまた♪」

「神田くん!!ラビ!!」




























――ライトニングボルト





























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