Phantom road

□episode 04
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「人間さま…私は人形…歌いマスわ…」


再び命を吹き込まれたララ。

だがそれはもうララではなくグゾルと初めて出会ったときの人形だった。


「人間さま…」

「ぼくのためにうたってくれるの…?ララ――」



――大好きだよ



その言葉と同時にグゾルは息を引き取った。


「眠るのデすか…?じゃあ…子守唄を」


ひどく美しい旋律の子守唄。

ルナは倒れたアレンと神田の元へ行きその光景をじっと見ていた。


「僕は…残ります、」

『一人で平気?』

「はい…」


ルナは神田を背負いイノセンスを発動したブラッドの上に乗った。トマもその上に乗りマテールから少し離れた町へ行った。


「どうやったら腹に穴が…」

『あははーっ(苦笑)』

「全治二ヶ月…しばらく安静にしててください」

『一週間あれば治ります』

「治りません。あちらの方はもっと重症だったみたいですし…」

『因みに全治何ヶ月くらい…?』

「五ヶ月は安静に」

『五ヶ月…』






























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