Phantom road

□episode 01
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「アレン!」

『!』


ルナとブラッドがついた頃にはもう戦闘は行われていた。

そこには敵の頭である千年伯爵の姿も。

アレンはアクマと化した友達レオの攻撃を受けそうになったジャンを庇い攻撃を受けた。その顔に一気に広がったアクマのウイルス。



「どうです、醜いでしょウ?

これは人の心が招いた罪の結晶です。キミはアクマを我輩が造る単なる兵器と思っているようですがアクマは人の心がうむものなんですヨ。

このアクマもそう、キミの親友レオがうんだアクマなのでス」


「レオが…?」


「死んだレオのお母さん」

『「!」』

「レオは伯爵の力を借りて死んだ母親の魂をこの世に呼び戻しアクマにしてしまったんだ」


そう言って立ち上がるアレン。普通ならすでに塵と化しているはずだが彼はまだ生きている。


「僕には見える…、アクマにされて苦しんでる彼の母親の姿が」

「見えル?何を言ってるんですこの死にぞこないガ」

「僕は対アクマ武器を宿した人間です。体内のウイルスなら浄化できる」


手にはめ込まれた十字架が光り輝きアレンの中にあったウイルスを浄化してく。そして彼の目に誰もが驚いた。


『あれは…アクマの目、』

「呪い…僕は昔、大切な人をアクマにした。その呪いでこの目にはアクマに内蔵された魂が見えるんだ」

『…』


ルナは言葉を失っているのか、その光景をただ見つめている。


「あー!!思い出した…我輩は昔お前に会ったことがあル…。お前はアレン・ウォーカー!!父親をアクマにしたあの時のガキですネ!!」


『父親をアクマに…?』






























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