Phantom road
□episode 23
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「安心しましたルナ」
『リンク』
部屋を出てすぐルナに話し掛けたのはアレンの監視役となったハワード・リンク。
ルナとは小さい頃に何度か面識がある。
『マダラオ達は元気？』
「ええ、彼らも貴方の事を心配してましたよ。特にテワクは貴方によく懐いてましたから」
『そっか…(苦笑』
「…」
リンクは哀しそうに微笑むルナを見て何か違和感を感じた。だがそれを口には出さなかった。
「ではウォーカーの元へ行かなければ行けないので失礼」
『リンク！』
「？」
『アレンのこと…よろしくね』
それだけ言うとルナは足を進めリンクの前から姿を消した。リンクはルナの姿が見えなくなるまでその小さな背中を見送っていた。
「何か知ってるのか…？ルナ・ハーリス」
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