Phantom road

□episode 08
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――ガツンッ



『〜…っ』

「あ…頭固すぎさ、ルナ」


目を覚ましたルナは勢い良く誰かと頭をぶつけた。そのぶつけた相手は同じエクソシスト、ブックマンJrのラビ。


『ここどこ…?』

「病院さ、覚えてないん?」

『あ…ボロボロだったけ、私』

「せっかくの体に傷残ったらダメさよ」

『気にしないよ』

「そこは気にしなよ」

『ブラッド』


ベッドから体を起こし片手にブラッドをとまらせ微笑むルナ。


『そういえばミランダとかリナリーとかアレンは?』

「リナリー達は他の部屋さ。ミランダは今から出るんじゃねェ?」

『もっと早くいって…っ!!』

「立てないでしょ?急所は外れてても傷は深いんだから」


ミランダに別れを告げようとベッドから降りたルナはあまりの痛みに膝をついた。そんなルナにラビは背中を向けた。


「ほら、早く乗るさ」

『急げラビーッ!!』

「少しは遠慮とか…(呆」

『私とラビに遠慮なんていらんでしょ』

「そうさね…(呆」


実はこのふたり仲がいいのです。

ラビはルナをおぶってミランダの家まで走った。


『ミランダーッ!!』

「ルナちゃん!」


ミランダはラビにおぶられてやって来たルナに驚いていた。


「ハァ…、疲れた。あとでお礼のちゅー頼むさ」

『やだ(即』

「即答…」


ラビからおりルナはミランダの前に。


「動いて平気なの…?」

『大丈夫!動いたのラビだし』

「そう…。ありがとう、ルナちゃん」

『?』

「あの時、あなたが私に勇気をくれたの。私も次会うときはあなたみたいに強くなるわ」

『…またね、ミランダ』

「ええ、今度はエクソシストとして…あなた達のお役に立ちます。リナリーちゃんやアレンくん達にもよろしくね」

『うん(笑』


こうしてミランダを見送ったルナは再びラビにおんぶしてもらい病院へ。
































(よくよく考えたらブラッドに運んでもらえばよかったんじゃ…)(いいの、ラビで)(それってどういう…)(ラビをぱしった気分になる)(ああそう…(泣))




(オレって全然恋愛対象に思われてないんさね…)
























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