Phantom road
□episode 04
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<神田 Side>
「テメェ…いつの間に…っ」
「お前と合流した時からだよ」
六幻はない。
動きも封じられて動けるわけもない。
「黄色いゴーレムを見つけたときあのトマって奴も見つけたんだ。私の皮膚は写し紙、まんまとやられたな。お前」
「…はっ!」
――ドンッ
肩から腹にかけて切り裂かれた。下に飛び散った真っ赤な血、アクマは何度も俺を切り裂いた。
「死ねよ」
「死ぬかよ…。俺は…あの人を見つけるまで死ぬわけにはいかねェんだ、あいつを……守る、ためにも…」
俺は…
――ユウッ!!
最後に見えたのは昔と変わらないあいつの顔。
<神田 Side 終了>