Phantom road

□episode 03
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その翌朝。


『“時の破壊者”…?』

「そ」

『…』


部屋に戻ったルナはアレンについて行ったブラッドから話を聞いていた。だがブラッドはその表情を見て言った。


「昨日何かあった?」

『?何で…?』

「何か浮かない顔してるから」

『何でもないよ(苦笑)』

「…」


ブラッドはその後なにも言わなかった。

そんななか、ルナに呼び出しがかかりルナとブラッドはコムイの待つ司令室へ。


「来たね」


そこにはアレンと神田の姿。神田は一度だけルナを見るとすぐに目をそらした。その行動に胸を締め付けられながらもルナは近くの椅子に腰掛けた。


「さて時間がないので粗筋を聞いたらすぐに向かってもらうよ。因みに今回の任務の注意点はルナの失踪に気を付けること!」

『Σ』

「…」


コムイの思いがけない言葉には苦笑して対応するしかなかった。


「今回は君たち三人。場所は南イタリア。そこでイノセンスが見つかったんだがアクマに狙われている。アクマを破壊して早急にイノセンスを保護してくれ」


その任務にルナは大きな溜息をついた。
































episode 03 マテールの亡霊・前編






















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