Phantom road

□episode 02
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「すごい能力ですけど代償はデカいですね」

「だから僕は使うのを反対してるんだ」


ジャンの町から出たアレン達。

能力の副作用で眠りにつくルナを乗せアレンとブラッドは黒の教団に向かっていた。そこで初めてブラッドと口を利き能力の恐ろしさを聞いたのだ。


「自分の一生が断たれるかもしれないのに使うなんて…困った人ですね」

「それ程気に入ったんだよ、アレンのこと。でなきゃその能力は使わないからね」

「…(苦笑)」

「見えてきたよ」


エクソシスト総本部黒の教団。

それは独特の雰囲気を持ち、近付くものを全て蹴落とすような高い崖の上にあった。


「悪いケドここからは…」

「はい、元々は僕のせいですし」


崖の上に立つとアレンはルナを抱えて歩き始めた。小さな姿に戻ったブラッドはその後ろを着いていく。


「(あの目が引っかからなきゃいいけど…)」


ブラッドはそんなことを思いながらアレンの後ろ姿を見ていた。



























episode 02 黒の教団























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