生徒会の一存×テイルズオブエクシリア

□修理する生徒会
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そのまま椅子を壁に向けてぶん投げた!ああっ!





バキッ!!





『………』

流石深夏先輩。椅子はボロボロ、壁に大穴。凄い力だ

「……さて、どうやってドアと壁と椅子を直すか決めようぜ」

「なんでだよ!?おいこら勝手に加えんな!」

「直すもの増えたわね…」

これで深夏先輩も先生を呼べなくなった

「うーん、ジュードだけじゃなく深夏先輩まで…」

「お姉ちゃんもとんでもないことをしますね…」

「もう俺達だけじゃ無理だろ…やっぱり職員室行こうぜ」

「頼む鍵!それだけは!」

「深夏。自分でやったことは自分で責任を取るもんだぞ」

「うっ…でもぉ…」

「俺も一緒に謝ってやるからよ。行こうぜ?」

「……分かった」

今回は杉崎先輩の言葉が身に染みた。そうだよね…やっぱり自分で責任取らないとね

「先輩。僕も行きます」

「私も…行くよ杉崎」

僕達が言うと先輩は満足そうに微笑み、目の前のお茶に手を伸ばし一気に飲み干す

「よし!行くか」

そして茶碗を机に…





ツルッ



ガチャン!!





…置こうとしたが手を滑らせ床に盛大に落とした。
うわ…派手に割れたな…

「………みんなでなにかを成し遂げるって最高じゃないか?」

『はい?』

「というわけで目の前にあるこの難題達をみんなで乗り越えよう!」

「待ちなさいキー君!さっきまでと態度か豹変しすぎよ!」

「なにを言ってるんですか知弦さん。俺はみんなで頑張ることを伝えようと…」

「立場悪くなって急に話変えただけじゃない!それに茶碗一つならそこまで怒られないわよ」

「この惨状を見てくださいよ!こんな生徒会室見られたら茶碗一つでもめちゃくちゃ怒られますよ!……おっと。俺なにか言いました?」

「今本心出たわよね!?さらっと言ったわよね!?」

せっかく職員室に行く気になれたのに…

「はぁ……皆さんいい加減諦めてください。私達だけじゃどうしようもないですよ」

「エリーの言うとおりです。正直になりましょう」

そう言ってエリーゼと真冬ちゃんはお茶を取りに行く

「ネトゲやってた人達に言われるのもね…」

「なんか納得いかねぇ…」

「でもあっちのほうが正論だよ」

はぁ…腹を括るか。クラスのみんなに捕まるよりは先生に怒られる方がはるかにマシだしね…
お茶を持って二人が戻って来る…





ツルッ×2





「その手はくらいません!」

「真冬達のパソコンは死守します!」

落とした茶碗(お茶入り)を横に弾く二人。確かに二人のパソコンは守られた
……が

「ふふふ。真冬達には通用しませんでしたね」

「上条さんもビックリの不幸フラグ回避ですよ」
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