生徒会の一存×テイルズオブエクシリア

□修理する生徒会
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「はい次、誰か意見ある人」

「スルーかよ!?」

しかし杉崎先輩も本気じゃなかったようでそこで引き下がる

「本当に直すとしたらまずはいろいろ材料を集めないといけないんじゃないかしら?」

「そう!そういう意見が欲しかったの!さすが知弦!」

「でも材料だけ集めてもどうするんですか?」

「なに言ってるの杉崎。直すに決まってるでしょ」

「どうやってですか?」

「えーと……」

「まさか会長…その場のノリで…」

「ううっ……」

まさかのノープランだった!

「……諦めて業者の人を呼んでもらいましょうか」

「ま、待って!それだけは〜!」

なんでこんなに嫌がるんだろう?なにか裏がありそうだな
杉崎先輩も同じように思ったのか会長に聞いた

「会長、なんでそんなに慌てるんです?業者の人を呼ぶほうが確実でしょう?」

「で、でも業者の人を呼んだらお金がかかるし…」

「真冬の計算だとまだ活動費は残ってたと思いますが…」

?あれ…まさか…!

「会長……勝手に活動費を使ったんじゃ…?」

「な!なにいってるのジュード君!か、会長である私がまさか活動費でケーキとかドーナツなんて…」

「買ったんですね?」

「………はい」

そういうことか…。そこにエリーゼが不思議そうに聞く

「でも会長さん。お金いっぱい持ってるじゃないですか」

確かに……会長は家が家だけに金持ちの部類に入る

「お財布忘れちゃって……今日どうしても買いたかったから…」

「目の前のお金を使ったと」

「明日戻せば良いかな〜と思って…」

「だからって勝手に使っちゃ駄目じゃない」

「うう……ごめんなさい…」

うーむどうしようか…お金は今ないから業者は呼べない。しかしこのまま放置していけば先生にばれて会長が活動費のことで怒られてしまう。それはさすがに可哀相だ

「というかジュードのこともばれるよ」

「ああ!そっか!」

他人事じゃないんだ!もともとの原因は僕にあるんだし…

「諦めて二人とも怒られるしかないんじゃないー?」

「「うっ…」」

くっ!ティボに言われるなんて…!

「まだ諦めるのは早いよ!生徒会のためにも頑張ってドアを直さなきゃ!」

「それで得するの実質二人ですけどね」

「杉崎は黙っててっ!とにかく!なにもやってないのに諦めちゃ駄目だよ!!」

「そう言われましても……私達でどうやって…」

「あの惨状を直せるのかな…?」

わかるよ!レイアとエリーゼが言いたいことはよくわかる!でも……最後まで悪あがきしたいじゃないか!

「やっぱり諦めようぜ…先生を呼んで…うおっと!?」

深夏先輩が立ち上がって足を滑らせ、椅子を掴む

「げっ!手が滑っ…!」
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