生徒会の一存×テイルズオブエクシリア

□1年C組の日常
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僕は放課後いつものように生徒会室に向かおうとした。だが今回はレイアに呼ばれてクラスに残った。ちなみにレイアも含めてクラスの生徒会メンバーは先に行かせた。そして僕を呼んだのは…

「あ…葉露?」

「おう……」

クラスメイトで友達の秋峰葉露だ。葉露が呼んだのか?

「僕を呼んでるって聞いたけど?」

「いや実は僕じゃなくてあいつらが…」

「?」

葉露の後ろには…

「第一回!ジュードのハーレム完成会議ーーーー!!」

『うおおおおおおおおお!!!』

……血気盛んなクラスメイト達の姿が…

「……なにこれ?」

「僕に聞くなよ…なんで僕までこのクラスの企画に付き合わなくちゃならないんだ…」

「こら葉露君。ダメですよクラスの皆が頑張って立てた企画を悪く言っちゃ」

「う…リリ姉……じゃなくて委員長まで…」

話に加わってきたのはクラス委員長の国立凛々だ

「委員長。これは一体…?」

「これはジュード君のための企画ですよ」

僕のため?

「おいジュード!主役が来なきゃ会議が始められねえじゃねえか!」

「うわぁ!無理矢理引っ張らないでよ虎太郎!」

会議の進行役的なポジションの薄野虎太郎に連れていかれた。うう…何なんだよこれ…

「よし!皆!1年C組の三大美少女、椎名真冬、エリーゼ、レイアが好きかーーーー!!!」
『うおおおおおおおおお!!!』

「そしてその三人が好きになったジュードのハーレムを応援するかーーーー!!!」

『うおおおおおおおおお!!!』

「俺達を裏切りジュードのハーレムを壊そうとした奴にはーーーー!!!」

『死をおおおおおおおお!!!』

なんなんだろうこの盛り上がりは!?

「それじゃ会議スタートだ!まずはジュードにハーレムの自覚を持ってもらう!」

「そりゃ無理ってもんだにゃコタロー」

「ん?どうしてだチート」

虎太郎がチートと呼んだのは巽千歳だ。ちなみにチートと呼ばれるだけあってかなりの万能少女だ

「だってジュドっちはかなりの鈍感さんだにゃ。間違いなくハーレムを形成してる自覚がないにゃ」

「む、そうなのかジュード?」

「そうなのかって言われても…実際三人共僕が好きかどうか分からないし」

『分かるわっ!!!』

「えええっ!?」

なんで断言できるの!?

「くっ!ジュードが鈍感なのは分かっていたがここまでとは…!」

「ぼ、僕は鈍感じゃないよ!」

「黙れ無自覚フラグ建築家!」

「誰がフラグ建築家だ!?だいたい僕がいつフラグを建てたんだよ?」

「現在進行で建築中だろうがっ!」

話が全く分からない!一体いつ僕がフラグを建てたっていうんだ!

「……はぁ、仕方がない。自覚を持たせるのは諦めるか」

『はぁーーー……」
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