生徒会の一存×テイルズオブエクシリア
□1年C組の日常2
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生徒会室の破壊…もとい修理が終わった翌日、僕はいつもより早くクラスに向かった。
昨日の出来事を全て忘れて…
「これより昨日中途半端に終わってしまった『ジュードのハーレム完成会議』を再開する!」
『おおおおおおお!!!』
なんで今日に限って早く来たんだ僕はっ!まだレイア達も来ない時間帯だからこうなることはわかりきっていただろうに!
「今日は逃げようなんて考えるなよジュード」
「……手足を縄で縛ってあるのにどうなって逃げろっていうんだよ」
縛られたまま虎太郎を睨みつける。やっぱり昨日逃げたから警戒されてるみたいだ
「まぁそんなに嫌そうにするなって。俺達はお前のことを思ってこうして会議を開いてるんだからな」
「僕を思ってくれてるなら縄で縛ったりしないよね?」
「じゃあ始めるぞー」
「無視!?」
こいつら絶対僕に悪意しか向けてないだろ!
当然…
「ふむ、私もせっかくジュードのことを好いてくれているのに想いを伝えられない三人を見てるのは心苦しいからな。この会議に協力しよう」
「ったく見せ付けてくれるねぇジュード」
僕の危機を傍観してるミラとアルヴィンもね!
「ていうか生徒が縄で縛られてるのに止めないんですか!?」
「ジュードなら心配ないからな」
「お前ならいざとなったら縄を自力で解けるだろ」
くっ!この人達本当に教師なのか!?
「諦めろジュード。会議スタートだ!」
そんなこんなで会議が始まってしまった…
「はぁ〜」
「どうしたジュード。大きなため息ついて」
「あぁ…葉露か、おはよう…」
「おはよう。んでなにがあったんだ?」
「実は葉露が来る前にまたクラスの皆に捕まってさ…」
「よし、皆まで言うな。だいぶ把握できたから」
結局、意見が出ないで終了したけどね。なんのために開いたのあの会議…。
と、その時
「ジュード、葉露、おはよー!」
「おはようですジュード、葉露君」
レイアとエリーゼが教室に入ってきた
「おはよう二人とも」
「椎名は一緒じゃないのか?」
「深夏先輩と一緒に先に行っちゃったんですよ」
「あれ?でもいないね」
「あ、そういえばさっき見かけたよ。一回クラスに来てたし」
実はそのおかげで会議が終了したんだよね。まさに真冬ちゃんは救いの神だったよ
「どっかでゲームでもしてるのかな?」
「えっ?でもそろそろHRだぞ」
「真冬ちゃんは夢中になると他のことを一切考えなくなりますからね…気づいてないのかもしれないです…」
三人が少し心配そうな表情になる。
仕方ない、ここは
「じゃあ僕が連れて来るよ」
「連れて来る…って、場所は分かるのか?」
「当てはあるから大丈夫だよ。ちょっと行ってくるね」