生徒会の一存×テイルズオブエクシリア
□修理する生徒会
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ジュードSide
「一度壊れた物だからこそ直した時の感動は大きいのよ!!」
いつもの会長の名言から生徒会が始まる
「というわけで今日は前回ジュード君が壊しちゃったドアの修理をします」
「本当にすみません!」
ああ…僕のせいで今も生徒会室はドアが無い。すなわち、がら空き状態…。
「もう気にすんなって。慌ててたんだからしょうがねえよ」
「また直せば大丈夫よ」
杉崎先輩と紅葉先輩が慰めてくれる
「そうだよジュード君!杉崎の悪事に比べればかわいいものだって!」
「俺普段どんな悪事働いてるんですか!?」
「えーと……世界を乗っ取ろうとしたり?」
「俺もはや魔王レベルじゃないですか!」
うん。なんだか先輩達のいつものやり取りを見てたら元気出てきたかも
「ジュード元気になったね」
「良かったです!暗いままのジュードは嫌ですからね」
「ジュード君復活ー!」
「うん。もう大丈夫だよ」
そんな中真冬ちゃんがなにか考えていた
「どうしたの真冬ちゃん?」
「……なんでジュード君はあんなに慌てて入ってきたんですか?最後に真冬が見た時は普通だったのに」
「ああ……それは…」
言えない!クラスメイトに変な会議に参加させられたなんて…!
「あの後誰かに追いかけ回されたんですか?だとしたら真冬はジュード君をいじめた人を許しません!」
もし追いかけてきたのがクラスの皆だってばれて真冬ちゃんが皆に向かって「嫌い」だなんて言ったら……C組はこの世の終わりのようになるだろう…どうにかしてごまかさなきゃ
「今日はいろいろ用事が入っちゃっててさ。遅くなっちゃったから慌てて生徒会室に行ったんだよ。ほら、最後に僕呼ばれたでしょ?」
「そういえば……アキバ君に呼ばれてたんでしたっけ?レイアに聞いたんですが」
「うん。まぁ葉露の用事は別に大変じゃなかったけどね」
次々と嘘の設定が口から出てくる…自分が怖くなる…
「んで結局どうするんだよ?」
深夏先輩が会長に聞く
「もちろんドアを直すんだよ!私達で!」
「いや別にあたし達がやらなくても……業者の人呼べば良いんじゃねえか?」
「最初から諦めるなんて深夏らしくないよ!!」
「だ、だってさ…わざわざ素人のあたし達が直す必要ねえだろ」
「そんなのやってみなきゃわかんないよ!」
なぜか会長はどうしてもドアを自分達で直したいらしい
「じゃあ会長はどうやって直すつもりですか?」
「え?えっと……そ、それをこれから皆で考えるんだよ!」
「考えてなかったんですねー…」
「う…ち、違うもん!そんなに言うなら杉崎がなにか意見出してよ」
「え?俺ですか?」
そう言うと杉崎先輩はしばらく考えた後
「ドア一面に美少女のポスターを貼るっていうのは…」