生徒会の一存×テイルズオブエクシリア
□怪談する生徒会1
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「本当に怖いのは幽霊や化物じゃないの!人間自身なのよ!」
お馴染みの会長の名言から今日の生徒会が始まる
「あー、うん、ですよね」
あまりに普通な言葉だったせいか杉崎先輩が適当な相槌を打つ
「そうなのよ!どっちも結局は人間が生み出すからね!」
「微妙な解釈ですねそれ」
僕も適当な相槌を打った。他のメンバーも適当な対応だった
「どうして急にあんな話をし始めたんでしょうか?」
「やっぱりあれが原因かな〜?」
隣のエリーゼとティポが聞いてきた
「うん多分ね。最近皆も七不思議の噂ばっかりしてるもん」
そう。何故か最近生徒達の間で七不思議の噂が盛り上がり始めているのだ。会長は何故かそれが気に入らないようでどうにかして噂を止めたいらしい
「こんなくだらない話に生徒の皆が乗せられるなんてダメだよ!だから今日はなんとかして七不思議の噂を終わらせようと思うの!」
「そ、そうですっ!会長さん良いこと言います!私もこんな噂が流れてるのは間違ってると思います!」
「でも本当はエリー怖「ティポ!」むぐぐぐ!」
今の会長とエリーゼの言葉で分かってしまった。杉崎先輩もニヤニヤしている
「「もしかして会長(エリーゼ)」」
僕と杉崎先輩が同時に言う
「「……怖いんですか(怖いの)?」」
「「ち、違うわよ(違います)!!」」
おー、相手も息ピッタリだ。さらにとっくに気づいていた他の皆も追い打ちをかける
「もうキー君たらアカちゃんを下に見すぎよ。生徒会長なんだしこんな話が怖いわけないわよ。ねぇアカちゃん?」
「う、うんっ!当然!」
「ジュード君もエリーを弱く見すぎですよ。エリーも怒って良いんですよ?」
「う、うん…!ジュード!私を舐めすぎですよ!」
「むぐ〜!むぐ〜!」
「うん確かにエリーゼは強いね。ティポを窒息死まで追い込むほど」
「あっ!」
慌ててティポの口から手を離すエリーゼ。ていうか本当に危なかったよ今の
「………」
「ティ、ティポ?大丈夫?」
「………(ピクピク)」
「大丈夫じゃないね間違いなく」
さよならティポ……安らかに…
「殺すなー!!」
「あ、生き返った」
やっぱりティポの蘇生方法はこれが一番
「で、どうしますか会長?七不思議の噂を止めたいんでしょ?」
「そ、そうね……」
杉崎先輩に言われて考えはじめる会長
「いっそのこと七不思議を聞いてみますか?」
「!!!(ビクッ)な、な、なんでそうなるの!?わ、私は七不思議をやめさせたいんだよ!?」
「だからこそどんな噂が流れてるか確認しないと。こっちも対策を打ちにくいでしょ?」
「うう……た、確かにそうかもだけどぅ……」