生徒会の一存×テイルズオブエクシリア

□駄弁る生徒会1
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ジュードSide

「世の中がつまらないんじゃないの。貴方がつまらない人間になったのよっ!」

生徒会長の桜野くりむ先輩がいつものように胸を張って宣言していた。
確かに僕も同感かもしれない。昔は楽しいと思えたことが今はつまらないと感じるようになっている

「じゃ、童貞も悪くないってことですか?」

「ぶっ!」

「ええっ!?」

生徒会室にいるもう一人の先輩の杉崎鍵先輩が言い放った爆弾発言に会長はお茶を吹き出し、僕も叫んでしまった…今の話からどうしてそんな答えが出てくるんだろう…?
会長も涙目で杉崎先輩に聞く

「甘いですね会長。俺の思考回路は基本、まずはそっち方向に直結します!」

「あのね杉崎!少しは副会長としての自覚を…」

「ありますよ、自覚。この生徒会は俺のハーレムだという自覚なら充分!」

「ごめん。まずはそっちの自覚を捨てることから始めて」

杉崎先輩のボケを真摯につっこむ会長

「はあ〜、せめてジュード君が二年生なら間違いなく副会長にしてたのに」

僕にも話が回ってきた

「杉崎先輩にも良いところがあるじゃないですか」

「そんなのあったかしら…」

そう言いながら鼻をかんだティッシュをごみ箱に捨てようと片目をつぶって狙いを定めていた。その時頬杖をついていた杉崎先輩が

「会長ぉ〜」

「なによぅ」

「好きです。付き合ってください」

「にょあっ!」

杉崎先輩の爆弾発言で狙いがズレたティッシュはごみ箱とは離れた方に飛んでいく

「なんで杉崎はそんな唐突に告白できるのよ〜!」

「杉崎先輩ですからね」

「そこっ!簡単に納得しない!」

会長もいい加減杉崎先輩の対応に慣れた方がいい気がする。
その時誰かが入ってきた

「キー君。あんまりアカちゃんをからかわないの」

入ってきたのは紅葉知弦先輩だった

「嫌だなあ知弦さん。からかってるんじゃなく辱めてるんですよ」

「もっと悪いわ!」

再び会長のツッコミが炸裂した。
そんな会長を置いて杉崎先輩は紅葉先輩を口説こうとしていたがいつものようにあっさりかわされていた。

すると四人程の足音が外から聞こえてきた

「よく分かるわね」

「勝手に僕の思考を読まないでくださいよ!」

たまに会長はかなりすごい人なんじゃないかと思う…。そんなことをしてる間に残りの生徒会メンバーが入ってきた

「ういーっす」

「失礼しまーす」

「お、遅れてすみません…」

「ま、間に合いましたか?」

バラバラな返事で入って来る四人。
最初の二人は杉崎先輩と同じクラスの椎名深夏先輩と僕と同じクラスのレイアだ。ちなみにこの二人は同じような性格からかかなり息が合っており二人が暴走すると誰も止められなくなる。
そのあとに入ってきたのは深夏先輩の妹の椎名真冬ちゃんとエリーゼ。
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