生徒会の一存×テイルズオブエクシリア
□駄弁る生徒会2
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まさにグッドタイミングで杉崎先輩が手を挙げた
「な、なによ杉崎」
「その話昨日もしましたよ?」
「ふえっ!?そうだっけ?」
「はい!だから今から俺のハーレム会議に…「それは却下!」なんで!?」
これでようやく会長さんの何度目か分からない話は終了した
「コホン。とにかく話を戻すわね」
小さく咳ばらいして会長が仕切り直す。とその時、僕はエリーゼの鞄が動いていることに気づいた
「エリーゼ、ティポが出たがってるよ?」
「あっ!出し忘れてました、ごめんねティポ」
エリーゼが鞄を開けるとティポが飛び出してきた
「ぷはーっ!やっと出れたよー!」
「そういえばなにか足りないと思ったらティポがいなかったのね」
紅葉先輩がティポを見て言う
「エリー〜、ぼくを忘れないでよ〜」
「本当にごめんね…」
「鞄の中から出られないまま骨になるのかと思ったよ」
「無駄に恐っ!ていうかティポはぬいぐるみでしょ!?」
「ぬいぐるみの骨の残骸…エリーはそんな物が見たかったの…?」
「どんなぬいぐるみ!?なんで骨になるの!?」
「実はぼくには特殊な加工がされてあるんだ…」
「え!?本当に!?」
「うん、他のぬいぐるみより汚れやすくて洗えないように作られてるんだ☆」
「明らかに手抜きだよねぇ!?加工でもなんでもないし!ていうか骨関係なくなってるし!」
「ぼくってすごいだろ〜」
「逆の意味でね!」
うん、頑張ったねエリーゼ。ティポのボケに対応しつづけるなんて…あ、俯せになっちゃった
「まあこんなもんで許してあげようかな」
「さっきの反省させるためだったのかよ…」
杉崎先輩がエリーゼを見ながら言う
「これで全員集合ね。じゃあ会議再開〜…あれ?何の話だったっけ?」
「会長がホワイトボードに名言書いただけでなにも話してませんよ」
「そうだっけ?えーと名言…」
自分の名言忘れてるし!?
「『世の中がつまらないんじゃない。貴方がつまらない人間になったのよ』あーそうそうこれよ」
「この名言からどんな会議にするんです?」
「そのまんまよ。みんなも昔は楽しかったけど今はつまらなくなったこととかない?」
なんでそんな議題にしたのかな?まあまた何かの本の受け売りだろうけど…まあいいや。このまま放っとくと会長がむくれるからとりあえず隣にいる真冬ちゃんに聞いてみるか
「真冬ちゃんはなにかある?」
「そうですね…真冬の場合はお化粧…コスメですね」
「真冬ちゃんって化粧してるの?」