生徒会の一存×テイルズオブエクシリア
□駄弁る生徒会1
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「それじゃ全員揃ったみたいですしそろそろ始めましょうか!俺のハーレム!」
「ハーレムじゃなくて生徒会!」
会長と杉崎先輩のいつものやり取りを見ていると紅葉先輩が口を挟む
「でもキー君。ハーレムって言ってもジュー君がいるから全員女の子にはならないんじゃないかしら?」
確かにそうなるけど
「生徒会メンバー全員をハーレムって言ってるわけじゃないですよ。俺のハーレムは会長、知弦さん、深夏のことです」
「え?他の三人は違うんですか?」
僕が聞くと杉崎先輩が呆れたような顔になる
「お前……自覚無いのか?」
「自覚?」
「残りの三人は既にお前のハーレムになっていることを!!」
……え?僕のハーレム?
「なに言ってるんですか先輩。僕はハーレムなんて作ってませんよ」
「………もういい」
話を終わらされてしまった。一体なんなんだろう?
エリーゼSide
生徒会室に着いて数分、突然杉崎先輩が爆弾発言をしました
「残りの三人は既にお前のハーレムになっていることを!!」
そんなこと言ったらジュードに私達の気持ちがばれちゃいます!!どうすれば……
「なに言ってるんですか先輩。僕はハーレムなんて作ってませんよ」
……恐ろしく鈍感でした。杉崎先輩も諦めてしまったようです
「これは三人とも大変そうね」
「まさかあそこまで鈍感とはな…」
軽く落ち込む私達三人に知弦先輩と深夏先輩が話しかけてきた
「わ、私は別にジュードのことなんか………////」
レイアが言うけどその反応は好きだとばらしているようなものです
「真冬はどうだ?」
「うーん…やっぱりジュード君は私達の気持ちに気付いてくれないのかな?」
「あの様子だと自分から言わないと気付いてくれないと思うぞ」
「うう……真冬には厳しい道です…」
「頑張れ真冬!気合いと根性だ!」
「それってどんな告白になるのかな!?」
「んー、あたし的にはやっぱり殴り合いの戦いの末の愛とか?」
「殴り合うんだ!?ジュード君に告白するために喧嘩しないといけないんだ!」
そんなバイオレンスな告白は嫌だなあ…
「エリーゼはどうするのかしら?」
「そうですね…できれば気付いて欲しいですね。バッドエンドになる前に」
「あら、もしかしてエリーゼがジュー君をバッドエンドに陥れるのかしら?」
「うふふふ、なに言ってるんですか知弦先輩。そんなわけないジャナイデスカ」
「……これは早く気づかないとジュー君も危ないわね」
ちょっとした冗談のつもりだったのに…。ジュードは向こうで杉崎先輩と会長さんの二人となにか話している。なんだか楽しそう…
「あ、あのっ!そろそろ会議を始めませんか!?」