君に触れたい
□夕陽の中で
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太陽が暮れる光の残滓を空に紅く散りばめている。
自分を囲むのは物寂しい木々たち、夕陽の中に輝く草花。
そんな溢れんばかりの橙の中にぽつりと立つ俺は呟いた。
「ここ・・・何処だよ・・・」
もうすぐ初夏に入ろうかという今日この頃、この俺。<鏡音蓮>はだだっ広い学園という名の迷宮に迷い込んでいた。
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