紅色ノ旋律

□第1話〜第30話
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第1話 さぁ行こう!希望への旅路


朝露に濡れた緑の葉が視界いっぱいに広がる。
その丘の先からはこじんまりとした村が見えた。
緩やかな風が丘から村を見ていた男の赤い髪を揺らす。
男は暫く村を見つめた後ゆっくりと目を閉じた。
数秒後、閉じられた時と同じようにゆっくりと目が開けられる。
そして隣に居た少年に笑いかけた。
「そろそろ行くか。村が騒がしくなる前に」
少年は向けられた笑顔に答える。
「うん、行こうリジア!!」
むしろ楽しそうに自分の手を引く少年を見てリジアは何故か安心感にかられた。
「あんま走ると転ぶぞユニ」
そうして二人は森の中へと消えて行くのだった。


「なーんてかっこ付けたはいいが」
リジアはふっと自嘲気味に笑う。
「ははは、早速ピンチー?」
旅立ち早々二人はピュウと呼ばれる虎のような怪物に遭遇していた。
リジアの後ろに居たユニにどんと背中を叩かれる。
「バカリジア!!笑ってる暇あるならさっさとやっつけてよ!!」
「いやだってさー…剣、忘れてきた」
「大バカーーー!!」
旅の必需品なる剣を忘れるなんてそう中々いない。
最早大バカでは済まない次元である。
一体どうするリジア?


作者コメ
無理無理無理、私文才無い!
でもそのまま鳩烏さんへタッチ!!(最低)
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