短編

□暴走する腐った女ども
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最近神楽は志村姉や柳生と一緒にいる事が極端に多い。

家に帰る時も前は俺と一緒だったのに、最近じゃすっかりご無沙汰だ。

一応俺は彼氏だぞ!?

たくさんいちゃつきたいし、一緒にいたいのにーー…


なんて、乙女な発言をいつまでもしているわけにいかない。

神楽達に混ざり探ってみよう。




「えー?マイナーというのもなかなかいいと思うわ」

「そうアルなー!でもやっぱり私は王道が一番好きアル!!」




??

なんの話をしてるんだろう。

とりあえず俺も話題に入ってみる事にする。


「なんの話してんでィ」


「あ、総悟!ちょうどいい所に来たアル。ちょっとトシ!こっち来てヨ!」


「は?」


なんで土方を呼ぶんでィ!!


「なんだ?チャイナ娘」

「ちょっと総悟に抱きついてほしいネ」



はあぁぁぁあぁぁぁっ!!?




「な、ななな!?」


神楽はニヤニヤしながら手で土方を促す。

志村や柳生も同じようにこそこそとにやけている。


「はぁ?なんでそんな事」

「やってくれたらマヨネーズを奢ろう」


「よし、こうでいいのか?」

「ちょ、何すんでィ土方!!離れろぉぉおっ!!」



マヨネーズにつられた土方はいきなり俺に抱きついてきたのだ。

マジでキモいんですけど!!



「やっぱり土沖が王道だと思うわ〜」

「それもそうだな」

「トシ!もうちょっとひっついてヨ」







キモいキモいキモいーっ!!!


全身から鳥肌がたった。

なんだって土方とこんな事しなきゃならないんでィ!!



「神楽ァ!お前どういうつもりだぁ!!」


神楽は俺の怒りの声も耳に入っていないようで、志村達と何やら書き物をしていた。


「でもやっぱり次の新作は土沖以外がいいわ〜王道もいいけどたまにくるマイナーも捨てがたいのよね」

「土沖以外の沖田受けなら…銀沖とかはどうだろう」

「それ前に受けたやつアルな〜でも私的に銀ちゃんは受けがいいネ!」



女子はわいわい熱の入った会話をしていた。

つーかなんだ!?俺が…受けとかなんとかどういう事だ!!

俺は神楽にはがんがん攻めてる側なのに!!



「おい神楽ァ!!」


「なーに話してんの?」
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