短編
□過去と現在、そして未来
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「神楽〜買い物いくから荷物持ちのためについてこい」
「えー酢昆布買ってヨ。」
「ダメダメ、銀さんパフェ食うから」
「今日は日用品を買いにいくんですよ!!」
いつも通り万事屋から威勢のいい声が聞こえてくる。
いつもの平和な日々。
そんな万事屋一行をここ数日ずっと見ている天人がいた。
見た目は人間だがあの褐色の肌と赤い目は天人だ。
しかもこの天人はは万事屋の中で唯一の女子、神楽を見つめていた。
いわゆるストーカーという奴である。
それに銀時も新八も気付いているようだ。
「神楽、お前何か変なのに付きまとわれたら思いっきり股間に喝入れろよ」
「本当だよ神楽ちゃん。一応女の子なんだから…」
「一応ってなんだダ眼鏡」
ボキボキと神楽は腕を鳴らす。
「まま、さっさと買い物行くぞ〜。」
万事屋三人組は大江戸スーパーへ向かった。
それもストーカーは見逃さなかった。