atonement for beautiful sins

□ランチ×第2次×全員失格?!
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鬱蒼と生えた木。 
それから、あちらこちらに生い茂ってる草… そして濃い霧…。

今はハンター試験一次の真っ最中…… 
と言いたいところだが 現在そこには3人しかいない。

クンッと匂いをかんで道を当てるゴン。

「こっち!」

同じように匂いをかぐがさっぱり……、というクラピカ。

「そんなにはっきりとわかるか?」 
と半信半疑で訊く。

そしてもう1人が…、ルイ。
「わかるよ。レオリオの香水独特だから、嫌でも鼻につく」

「そうそう。大げさにかまなくても、数kmなら、先にいてもわかるよね」

……お前たちだけな…。
クラピカは声には出さずに思う。

♢♦♢


― 一方他の受験生たちはというと…。

「皆さま、お疲れ様です。無事湿原を抜けました。
ここビスカ森林公園が二次試験会場となります。
それじゃあ私はこれで。健闘を祈りますよ」

一次試験終了を告げ、その場を去ったサトツはこんなことを思っていた。

「約150人…。一次で残り2ケタくらいに減ってしまうと思っていたのですが。 
今年の受験生は豊作ですなぁ……。
それだけに惜しい…。二次試験官があのメンチとブハラだったとは…。 
ここでもしかしたら50人……。 
いや課題℃汨謔ナは10人以下になってしまうかもしれませんねぇ」

ここでしばらく考えたサトツは

「気になります。しばらく様子を見ていきますか」 
と残ることを決めたようだ。

♢♦♢

雲一つない蒼い空。鬱蒼と生えた木や草。 
そんな中に大きな小屋みたいな建物が立っていた。

その中から聞こえる奇妙極まりない獣に似た感じの音を受験生たちは不審に思って聞いていた。

しかし中に入ることはできずにいる。


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