ZS小説

□夕闇のcomposition
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「いいんだな」


 念を押すようにゾロが低い声で凄むと、サンジは小さく噴き出してコクっと頷いた。
 持っていた買い物袋を床に置いて、サンジはソファの上に座ると、ネクタイを外し、シャツの前を開けた。


「来いよ、お前ならいい。受け入れてやるよ」


 これが初めてというわけでもないのに、ゾロはまるで壊れモノでも扱うかのように優しくサンジに触れた。
 頬に手を添えて触れるだけのキスを繰り返し、物足りなさそうにサンジが口を開くと、喉の奥まで味わうように深く口付ける。
 喘ぎ声を洩らしながら、サンジの口端からどちらともない唾液が流れ、息苦しさにゾロの服を掴めば、名残惜しそうにゾロの口はサンジの口から離れていく。
 熱っぽい目で見られて、サンジは自分の理性が少しずつ壊れていくのを感じた。
 ゾロもまた、自ら欲しがるサンジを見て、抑え込んでいた欲望が溢れ出してくる。
 広げられたシャツの間から手を忍ばせて、胸の突起に触れると、鼻の奥でサンジが声を漏らす。
 指で摘まんだり、撫でたりするだけで、サンジの喘ぎに色っぽさが混じる。
 我慢できずにゾロが胸の突起を口にすると、身体全身でビクッと反応するサンジの身体を抱きしめて、ゾロは突起を舐める。


「ん・・・っ・・・っ・・・」


 舌先で転がすように舐めると、サンジは縋るようにゾロに抱きついてくる。
 焦れて腰を振り出したサンジの昂ぶりに、服の上から形を確かめるように触れると、ゾロの手を掴んでサンジは自身の昂ぶりを扱きだした。


「んっ、あ、あ、ゾロ・・・ちゃんと、触れ・・・」


 要求しながら手の動きがだんだん速くなるサンジ。
 限界が近いのか、サンジの呼吸が荒くなりだし、喘ぎもひときわ大きくなった。


「ちゃんと、っ、さわ・・・っ」


 泣きそうな顔で訴えると、ゾロはサンジの手を解いて、貪るようなキスをした後、サンジのズボンとパンツを一気におろして、サンジの昂ぶりを露わにした。
 外気に触れて、サンジの昂ぶりはヒクヒクと脈打つ。
 ごくりと喉を鳴らしてゾロはそれを口に含むと、強く吸い、口で扱く。
 もどかしい触れ方から、一気に感じる触れ方に変わったことで、サンジの昂ぶりは一気に限界を迎え、ゾロの口の中に精を吐きだした。


「ゴメ・・・」


 謝ろうとしたサンジの口を指で止めると、ゾロは自分の口の中にあるサンジの精を掌に出すと、それをサンジの秘部へと塗りつけ、同時に指を押し入れた。


「うっあ・・・」
「痛かったか?」
「っ、いや、痛くはねえ、けど・・・」
「なんだ」
「まだ慣れねえ」
「そうか」


 ふっと鼻で笑った後、ゾロはグチグチと指で奥を探る。
 ゆっくりと指を抜き差しして、やわらかくなったそこに指をもう一本入れると、まるで「来い」と言うように秘部がひくひくと指を飲み込もうとする。


「ヤラシイケツだな」
「っ」


 何も言えないサンジはただキッとゾロを睨みつける。
 指を三本飲み込んだそこは、厭らしい音を立てながらサンジを悦ばしている。
 昂ぶりは張り詰めていて、それをいじられれば簡単に達してしまいそうなほどだったが、ゾロはそれをさせる気はないらしく、サンジの中を指でかき回す。


「指だけでイけそうだな」
「ばっ、何言ってんだ、そんなことしたら果てまで蹴り飛ばすぞ」
「冗談だ、もったいなくてできねえよ」


 ゾロは指を引き抜くと、自身の昂ぶりをサンジの底へあてがう。


「いくぞ」
「おう、待ってたんだよ、それを」


 挑むような視線を交わらせながら、ゾロはサンジの中へ自身を推し進めていく。
 ゆっくりと時間を掛けて中へ侵入するゾロに、サンジは苦しそうにゾロの肩を掴みながら声を漏らす。
 そんなサンジを見つめながら、ゾロは味わうようにゆっくりと中へ入っていく。


「てっ、めえ・・・そんな浅く、入れてんじゃ・・・ねえ」
「一気にいったら、お前だけイッちまうだろ」
「じゃあ、抑えてろよ」
「イく時は一緒がいいって言ったのはお前だろ」
「〜〜〜〜っ、そうだけど、も、そろそろ、マジで、限界・・・」


 サンジは自分から腰を揺らし始め、ゾロもまた奥を突くように腰を動かした。
 お互いの呼吸が一つになって、サンジが大きな喘ぎを漏らすと同時に達した。
 ゾロもまた同時にサンジの中に精を吐きだした。
 肩で息をしながら、お互いの顔を見つめあうと、深いキスをする。
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