A Battle In AnotherWorld
□-天使のような悪魔-
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Epic8
跡部の泊まる部屋の扉がノックされた
すると跡部はすぐに出てきた
跡「なんだ、てめぇらが何の用だ」
越「てか、ここ俺らの部屋でもあるんだけど。何でそんなに偉そうなの?」
跡「あーん?」
手「そんなことより、聞きたい事がある」
跡「何だ」
跡部は顔をしかめた。
不「…夢丘鈴奈の他に、女の子が紛れてるみたいだね」
跡「っ、」
手「何か、知っているのか?」
跡部はふぅとため息をつく。
跡「仕方ねぇ。教えてやるが、ここには仁王もいる。8時にミーティングルームに来い」
3人は、跡部の様子で重要な話だと理解した。
手「わかった。邪魔したな」
越「だから、ここ俺らの部屋でもあるッス、手塚部長」
手「あぁ、そうだったな」
不「じゃあ、僕は準備してくるから」
3人はそれぞれ準備に取り掛かった。
跡「(…まさか、こんなに早くバレるとはな…)」
〜*〜*〜*〜*〜
跡「おい、ミツ」
『何?』
跡部くんは、こっそり耳打ちをしてきた。
跡「(越前、手塚、不二に正体がバレた。8時にミーティングルームに呼んだから、幸村たちにも来るように言っとけ)」
『(…っ、わかった)』
そう言うと跡部くんはさっさと歩いていった。
…まさか、こんなに早くバレるとは思わなかった。
一体いつ?どこで?
何か決定的になる何かが……
……まさか、あの部屋割りの時の話を聞かれた…?
うわ〜、最低だ…
まぁ、バレてしまったことは仕方ない。
丸「おーいミツ!んなとこで何やってんだ?」
『…能天気でいいな、ブン太は……』
丸「はっ?何だよいきなり…」
『…越前、手塚、不二にバレたって。幸村くん達にも言っといて』
丸「えっ!?ちょ、マジかよ!?」
『嘘なんか付かないし。仕方ないよ。どうせいつかバレる嘘だしね』
私は呆然とするブン太を置いて、ドリンクを作りに向かった。
*