誇り高きシンドリアの梟

□侵入者
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「アルディア!アルディア俺だ!あけるぞ!」



シンが扉を開けると同時に赤が宙を舞う

血に汚れた部屋、返り血を浴び真っ赤に染まるこの部屋の主人



「ああ。王よ御怪我はありませんでしたか?」



無表情に近い顔でそう口にした

彼女の手には短剣

足元には首をはねられた男が三人



「あ。ああ、大丈夫だが、お前は何処か怪我とかは?」

「私は大丈夫です、ああ、でもすみません驚いて殺してしまいした」



あれ?アルディアはあんなものモッテタッケ?



「いや、お前が無事ならそれでいい」

「シン!その女から離れて!」

「ジャーファル?」

「あの子に、アルディアに手を出したら只じゃおかない」



少しの動揺

それを見逃さなかった

こいつは偽者

なら、アルディアは一体何処に?



「なに言ってるんだ?目の前に居るじゃないか」

「まぁ、怖い」



くすくすと肩を揺らして笑う

彼女の持っている短剣は装飾の少ないいたってシンプルな銀色の剣だ
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