誇り高きシンドリアの梟

□それはあさましくてけれども甘美
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「自分のこと棚に上げるの〜」

「そ、れは……」



ここ数日食客としてシンドリアに滞在しているアリババ、アラジン、モルジアナと随分仲良くなった

子供は嫌いだけれど彼らは常識のある子たちだそんな子は嫌いじゃない

今日もアラジンにせがまれるままに彼らの相手をしていたら

その現場をジャーファルに見られ去り際に

「お話があるので今夜部屋に来てください」と来た

最初に私の事ほったらかしたのはそっちだろーに

日が暮れて約束の時間彼の部屋に言ったら突然腕を引かれ部屋に引きずり込まれる

こんな乱暴な奴だっけか?

かと思えばベッドに倒され抱きつかれた

めんどくせーな……



「私のこと長い間ほったらかしにしたのは何処の誰かなぁ?」

「うっ……」



わざとギスギスした物言いで攻め立てる

根に持ってないと思ったら大間違いだ
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