誇り高きシンドリアの梟

□鏡の世界
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「そんなことばかりやってたら本当に愛想をつかされるぞ?」

「甘えてたんでしょうね彼女に……」



しゅんと項垂れるジャーファルに苦笑いが出る

今回の原因は100%ジャーファルに非がある

アルディアが何も言ってこないからと子供たちに付っきりになってたんだ

幾ら恋人でも放って置かれたら誰だって悲しい

それに感情に不器用なアルディアと付き合ってるんだもっとこう気付いてやらねばいかん



「王様も協力してあげるからごめんなさいしにいこうか」

「いいですよ、ガキじゃあるまい」

「一人で行けるのかぁ〜??」

「ニヤニヤすんな!」

「王様!ああ、ジャーファルさんも居たんですね!!」



思い切り扉が開かれジャーファルの肩がはねる
入ってきたのは血相を変えたヤムライハだった


「どうした?」

「アルディアのルフが消えちゃったんです!」

「消えた?あ、おい、ちょっと待てジャーファル!」



消えたと聞いて飛び出していくジャーファル

仕方ないのでヤムライハと共に後を追う

しかし、ルフが消えたとは一体
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