誇り高きシンドリアの梟

□怨んでもいいぞ
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世界が変わり始めている

そう知ったのは私の風邪が完治して数日たった後だった

日々繰り広げられる戦争

国の中での貧富の差

全てが変わり始めていた

それは、アレが動き出した証拠



「アルディアです」



重たい扉を叩きそういえば

「入ってくれ」と優しい声が返ってきた

一言断りを入れて扉を開ける

其処には珍しく仕事をしている今の主人の姿



「忙しいのに呼び出してすまなかった」

「いえ、何か御用で?」

「まぁ、そう硬くならないでくれ」

「シン?」



何時もと違う王様

何時もどおりの笑みを浮かべる私の主人
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