青エク
□こんな想い、知りたくなかった
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「アイツは、アイツは俺とおんなじだって…そう思ったんだ。」
そんな目、初めて見たよ。
「だからさ、アイツを守りたいんだ」
そうして話してくれるのは、アンタがあたしを信頼してくれているから、そうでしょう?
だけど、そうして話してくれるのは、アンタがあたしを、ただの幼なじみとして見ているから、そうでしょう?
「燐、大丈夫。その想いがあれば強くなれるよ」
「そうだよな!!」
ねぇ、アンタが望んでいるのはこうして笑うあたしでしょう?
アンタから逃げないで、目を見て笑って頷いて。そんな友達、あたしの役目はこれでいいんだよね?
「ありがとな、愛理!」
ねぇ、燐。
「頑張って、応援してるから」
あたしはアンタといることが、最近、すごく苦しいよ。
<<こんな想い、知りたくなかった>>
(あたしがアノコのように笑えたら、何時だってそれを望んでる。滑稽でしょう?)
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初めて報われないの書きましたね…近いから見えない、みたいな。そんな恋。切ない気がする。
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