ペンダントの約束

□一日目
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桜夜が目を覚ましたのは朝日もまだ上がらない時間、コレは桜夜が実験台として扱われていた時の習慣である。



この時間に起きなければ一日何も食べさせ貰えず揚げ句の果てには鞭打ちにされる為、身体が覚えてしまったのだ。なんとも皮肉な習慣である。




グガァ…ガァ…


起き上がって横を見てみれば白ひげはイビキをかいていた。当たり前だ、もしかしたらコックですら起きていないかもしれない、それくらい早く桜夜は目を覚ましたのだ。だが桜夜はそんな事よりも白ひげが横にいた事が何よりも嬉しかった。

だが、起きているのが自分だけである為にずっと此処にいてはきっと白髭起こしてしまうと思った桜夜はベットから飛び降り出来るだけ音を立てないようにしながら着地しドアまで向かうがここで一つ問題が発生した…そうドア馬鹿でかいのだ、コレはどう頑張っても開ける事が出来ない。仕方なく他の場所はないかと見回せば一つだけ小窓らしき物があった。


桜夜にとっては大きめではあるが白髭からしてみれば小窓同然である、あそこからなら出る事が出来るだろうと思い小窓の所に行けば難無くそこから出る事が出来た。

とりあえず白髭が起きるまでの間は何処かにいた方がいいと思い、時間を潰す為にてくてくと歩いて行ったのだった。








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明らかに行動が5才児ではありませんが…まぁそこは皆様の寛大なお心でカバーしてください。

そして、このページだけ何故か書く量が少なくてすみません…
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