中編てきなもの

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子供の頃、アタシは流魂街で育った。

南流魂街80地区に振り分けられた。

そこは地獄のような場所。
魂魄同士が殺し合い、常に血のにおいが漂っていた。
弱い者はみんな隠れるように住み、強い者は殺し合いをする。
こんな毎日の繰り返しだった。

アタシは隠れはしなかった。

殺し合いもしたくなかった。
しかしそうは思っていても現実からは逃げられない。
自分の命を狙うのなら、躊躇いは無駄。
殺すだけ。

これも全て生き抜くため。

生きるためにはどんなに自分の手が汚れようが構わない。

何が何でも生きる。

自分を守るため。

それがあの時の戦う理由。
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