中編てきなモノ
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これは、まだ自分が八番隊の時。
つまり死神になりたての時。
自分には尊敬している上司がいた。
今思えば好きだったのかもしれない。
その上司と現世任務に行ったことがあった。
任務の帰り道、虚の大群に遭った。
自分たちは討伐のため戦った。
が、斬っても斬っても減らない虚の数。
増えていくのは自分たちの体の傷。
ついに自分は立っていられなくなった。
すると自分の前にその上司が立って、自分を守りながら戦い、
そして、
殺された。
その後は狂気に促されるまま虚を討伐していき、疲れ果てて気を失った。