中編てきなモノ

□院生編
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〜霊術院・校舎裏〜

あー、いい天気だ。
こういう日は日向ぼっこに限るわけよ。

授業なんてやってらっれか。
つまんねぇんだもん。

こんな天気がいい日はみんな外に出て寝ればいい。

マジで。

・・・とか言ってるけど、本当は昼休み寝てたらもう起きた時には5時限目始まってたんだよ。
で、もうどうでもよくなった

まぁサボりに変わりないんだけど。

あとでまたクロに怒られるかもしれない。
これもどうでもいいことだが。
ぶっちゃけクロなんて一睨みで終了。

にしてもやっぱ木の上は良いもんだ。
直射日光は葉っぱが防いでくれるし、風も心地よい。
木の幹と枝に寝っころがるなんてお手の物だ。

流魂街にいた時もこうやっていたし。

カサッ

誰か来た。

「あれ?先客か」

聞いたことのない声。

・・・今ここに誰もいないし、ウチに話しかけてるってことなんだよね?

とりあえず下りとくか。

よっと。
無事着陸ってか。

「あぁ、別に下りてこなくてもよかったのに」

いや、下りてからそれを言うのは反則だろ。

ってこの人、有名な人じゃね?

確か優等生で護廷十三隊に内定が決まってて席官入り確実とか言われてるよね。
しかもイケメンでって・・・マジでかっこいいなこの人。
噂ってたまには信じるもんだね。
この顔じゃあモテまくってることもうなずける。
でも本人がチャラいとかの噂もあったような。

で、名前は、・・・・・・・。

うん、忘れた★

それほど興味がないと思ってもらって構わないよ。

「六回生の檜佐木修兵」

なんかウチの考えてることが分かったのか、この人はそう名乗った。

「あー、どうも」

「四回生の黒鳥蒼だろ?」

「えっ何で知ってるんですか?」

まだ名乗ってないのに。

「噂だよ。結構有名だぜ?」

マジか。
そんなに色々やってないけどなぁ。

「優等生なのに問題児とかな」

「はい?優等生でもなければ問題児でもないっすよ」

心外だな。

「そうか?テスト中ずっと寝てて全教科0点とか」

あぁ・・・あのことか。
あれはちゃんと反省したよ。

「戦闘能力なら護廷十三隊の隊員並とか」

そりゃ母さんにしごk・・・鍛え上げられてましたから。

「モテるとか」

「ん?」

なんか最後のが違くね?

「モテたことないですけど」

「確かにモテるのも分かるな・・・。てか俺のタイプ

「いや聞いてくださいって何どさくさに紛れて言ってんだこの人は」

「でももうちょっと胸があrうおっ!?」

チッ我が回し蹴りがかわされたか。

てかウチのこの先輩への態度は大丈夫なのか?
でも今のはあっちが悪い。
あっちが悪い

すると5時限目終了の鐘が鳴った。

「んじゃ、俺は6時限目はちゃんと出るから」

「そうっすか」

ウチはどうしよっかなー。

「今日のこともなんかの縁ってことで、これからもよろしくな。蒼。じゃっ」

「はぁ・・・」

なんというか、はっきり言って今後関わりたくない
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