中編てきなモノ

□C
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「くそっ!」

ドンッ

闇の柱を叩く。

もう何回叩いたか分からない。
右手が痛いと悲鳴を上げるが、それでも叩いた。



―そんなことしても無駄だ。
蒼はもう戻らない。―



俺の脳裏に浮かんだ絶望的な言葉。

それを振り払い、もう一度闇の柱に向き合う。

「・・・蒼・・!」
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