中編てきなモノ

□姉
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〜昼休み〜

「あ〜・・・今日お使い頼まれてんだよなー・・・」

「へぇー、蒼がお使い頼まれてるなんて珍しいね」

「うん。今日は姉ちゃんが帰ってきたんだ」

「「「「「「・・・・・・・・」」」」」」

何か問題発言したかな?

普通に姉ちゃんの話をしただけじゃん。

「えーーーー!?」

クロうるさい。

「お姉ちゃん居るの!?」

はい。

「初耳だよ!」

そうだっけ?

「というかお前のプライベートが謎だ!」

一護ー、そこまで言うなよー。

「生徒会でもそのような情報は・・・」

生徒会長?あなたも権限乱用しようとしてるの?

「逆になんで今まで言わなかった!?」

ひばんやの質問には答えよう。

話す必要がなかったから

フッどうだ。

見事に黙りこくられた

「おい黒鳥ー、お前新聞部室に忘れ物」

おー、いいところとは言い難いけど修兵先生登場ー。

どうやらウチは新聞部室に忘れ物をしてたそうだ。

「あっこれさっき探してた気がする筆箱だ」

「普通筆箱は忘れねぇよ?」

「ハハハ。普通じゃないんで」

「そこ認めんな」

だって普通は面白くないよ?

「ねぇ修兵先生、蒼にお姉ちゃんがいたこと知ってましたか?」

シロが修兵先生に聞く。

「知らなかったけど。へぇー、いるんだ」

「それだけ?」

「あ?・・・・それだけって?」

「もっとリアクションしましょーよ」

「リアクションって言われてもなぁ・・・」

だってこの人特にこの話に興味なさ気だよ?

なのにリアクションを求められて・・・。

ごしゅーしょーさまです、修兵先生。

「じゃあ・・・どんな人なんだ?」

興味ないけど質問してきたー!
頑張ってるよ先生!

「うーん・・・性悪

あー、また沈黙が・・・。

つーかさっきから廊下の方が騒がしいんだけど。
誰か来たのかな?

その時、一人の女の人が入ってきた。
えっいいの?
一般人が入って。
この学校そんなにオープンだっけ?

いや、違う。

この人は一般人じゃない。

「あっここにいたの、蒼」

この人は―――
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