中編てきなモノ

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〜公園〜

「で、何故にこの年になって公園で遊ばなきゃいけないの?」

「まぁーまぁー蒼ー、固いこと言わないでさー」

「いや全然固くないって」

「クロも乗らないでよー。アタシ泣くよ?」

「「勝手に泣けば?」」

「ひどっ」

申し遅れました。
ウチは黒鳥蒼。

まぁ・・・はい。
17歳なのに公園で遊んでます。

しかもウチら以外人がいない。

ちなみにクロとブランコで楽しんでる最中ね。

何でかというと、シロが

「遊ぼー?」

と言ったから。

でもまさかね?
公園とは思わないでしょ?

そこん所どうなのよ?
ねぇ?

まぁシロはウチの考えなど知らず、砂場で遊んでるけど。

つーか一人で砂場はきつくね?
楽しくないよ。

「あー疲れたー・・・・・」

「何もしてないじゃん!」

「うっさいなー。こんなことだったら家でゲームしてれば良かったか・・・・」

「お前も少しは外出ろよ」

クロにんなこと言われても聞き流すだけだよ。

「あーうん。考えておくだけおいとく」

「途中から意味わかんないんですけど」

「じゃあごめん」

「お願いだからもう少し感情をこめてください」

とりあえず人並みに感情はある!

「蒼ー!!クロー!!」

いきなりシロに名前叫ばれた。

「ん?」

「何ー?」

「この砂場からすんごいモノ見つけたー!!」

「「良かったねー」」

「いいから来てー!!」

「「えー?」」

「ホントにすごいの!!」

じゃあ・・・行くか。

その代り凄くなかったらシロを殴ろうと思う。

砂場に近づくにつれて分かったんだけど、シロはずっと一か所を掘ってたらしい。

理由は不明だが。

「何があったの?」

「お札!」

「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」

今シロは何て言いました?

お札って言ってた気が・・・・。

お札ってさぁ・・・あれだよね?

あの・・・・紙の。

「しかも張ってあるの!」

「昔、ここで何かあったんだよ」

「そうそう、悪霊的な?」

「だから何もしn

「てーいっ」

ビリッ

シロのヤローお札はがしやがった!!

「ちょっ何やってんのぉー!?」

「今大変なことしたよね!?」

「えへへ」

「「笑ってる場合か!?」」

その瞬間お札が貼ってあった場所からブラックホールのような渦が出てきた。

「おっおい・・・・これは・・・・・」

『ヤバいぞ!』

と言う前にその渦に飲み込まれた。

「嘘だろー!!」
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