中編てきなモノ
□No.3@
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〜教室〜
「じゃあホームルームを始めんぞー」
修兵先生いつも通りの適当な開始の仕方だな〜。
「今日は今度の臨海学校のことをやる」
あっもうそんな季節ですか。
ウチらの学校では毎年夏休みに臨海学校に行くんだ。
でも六回生全員が入るほど施設は広くないから、2つに分かれる。
六回生A組&B組を1グループ
六回生C組&D組を2グループ
って感じでね。
だから瑠璃とは違うグループだけど
「まぁよくね?夏休み後半に宿題一気に終わらせるときにほぼ毎日会うから」
って言われたから大丈夫なんだろ。
「てことでプリントを配る。つーかしおりってやつだな」
ウチは配られた《臨海学校のしおり》を見た。
「とりあえず読んでいくから見とけよ」
はいはい。見ていきますよーだ。
「・・・・・そーいうわけで、なんか質問ある人ー」
「はーい、せんせー」
クロが手を挙げた。
「どうした?」
「なんで吉良先生も来るんですか?」
「あー、吉良はただの付き添い」
「へー」
「じゃあ先生、質問!」
シロが手を挙げた。
「バナナはおやつに入りますかー?」
あいつやはりアホだった!
「千歳お前なぁ・・・・・逆になんでその質問すんだよ?」
「恒例ネタだからにきまってるじゃないですか」
「うん、分かったから。他にはいるか?」
あーあ。受け流された。
「先生!大変です!浮竹先生が倒れました!」
うおっ瑠璃!?つーかいつの間に?
「マジかよ!?」
「嘘です!」
「・・・てめぇ・・・・」
あっ今絶対イラッ☆っときた。
しょーがない。ここはウチが・・・
「先生!」
「あ?」
「暑いんで行かなくていいですか?」