中編てきなモノ

□No.3@
1ページ/9ページ


〜教室〜

「じゃあホームルームを始めんぞー」

修兵先生いつも通りの適当な開始の仕方だな〜。

「今日は今度の臨海学校のことをやる」

あっもうそんな季節ですか。

ウチらの学校では毎年夏休みに臨海学校に行くんだ。

でも六回生全員が入るほど施設は広くないから、2つに分かれる。
六回生A組&B組を1グループ
六回生C組&D組を2グループ
って感じでね。

だから瑠璃とは違うグループだけど

「まぁよくね?夏休み後半に宿題一気に終わらせるときにほぼ毎日会うから」

って言われたから大丈夫なんだろ。

「てことでプリントを配る。つーかしおりってやつだな」

ウチは配られた《臨海学校のしおり》を見た。

「とりあえず読んでいくから見とけよ」

はいはい。見ていきますよーだ。


「・・・・・そーいうわけで、なんか質問ある人ー」

「はーい、せんせー」

クロが手を挙げた。

「どうした?」

「なんで吉良先生も来るんですか?」

「あー、吉良はただの付き添い」

「へー」

「じゃあ先生、質問!」

シロが手を挙げた。

バナナはおやつに入りますかー?

あいつやはりアホだった!

「千歳お前なぁ・・・・・逆になんでその質問すんだよ?」

「恒例ネタだからにきまってるじゃないですか」

「うん、分かったから。他にはいるか?

あーあ。受け流された。

「先生!大変です!浮竹先生が倒れました!」

うおっ瑠璃!?つーかいつの間に?

「マジかよ!?」

嘘です!」

「・・・てめぇ・・・・」

あっ今絶対イラッ☆っときた。
しょーがない。ここはウチが・・・

「先生!」

「あ?」

暑いんで行かなくていいですか?
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ