中編てきなモノ
□No.2
2ページ/10ページ
「なんか予想は出来てたんですけど・・女子に荷物持たせるってどうなんですか、そこんとこ」
「おいおい、どこに女子がいるんだ?」
「ひどっここにいるじゃないっすか!黒鳥蒼は女です!!」
「はいはい」
「受け流された・・・」
うう・・・テンション上げ過ぎた。余計体がダルくなったな・・・。
「ほら、もう少しだ」
「犬かウチは」
まぁとりあえず新聞部室に到着。
机にこの荷物は置いて・・・・い、い?
「置いていいぞ」
あざーす。
「あっ先生、もう仕事始めちゃっていいですか?」
「おう」
部室を使うには顧問の先生の同伴が必要だからね。修兵先生も残るらしい。
またいつものように本でも読むんじゃな
バタンッ
「「は?」」
今勢い良くドアが閉まりました。
明らかに風のせいとかではない勢いでした!
そしてリポーターは私黒鳥でお送りしています。
・・・なんかごめん
あまりにいきなりの事だったから二人ともポカーンとしてます。
ガチャガチャッ
あれ?この音聞き覚えあるなー
たしか朝ウチが家を出た直後に聞いたような・・・
あっ鍵をかける音じゃなかったっけ?この音の事。
ん?・・・・・・・・・・かける=閉まる=閉じ込められた
今ものすごいワードがウチの頭をよぎったよ。
修兵先生はというと、焦った表情でドアをいじってる。
そういえば焦った表情なんて見たことなかった。レアもんだ!
・・・・じゃなくて、さっき頭を、えっと・・・そう、閉じ込められた。
「閉じ込められたぁ!?」
この叫びを聞いた修兵先生がウチの方を見て
「どうやらそうらしい」
なにを冷静に言ってんだこの人はー!!