中編てきなモノ

□家族
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〜六番隊道場屋根〜

う〜・・・。
天気がいいな〜。

日向ぼっこ日向ぼっこってか。

瓦の硬さもなんとなく心地よくなるんだよね。
やっぱ屋根の上って日があたっていいもんだよ。

眠くなってきた・・・・。

おやすみ・・・・・。

蒼ねえぇぇちゃあぁぁぁぁぁん!!

なっなに!?

目を開けると・・・・。

人が、

空から、

落ちてきた

しかも見覚えあるし、何というか・・・。

ウチに向かって落ちてきてる!!

「ちょっちょっと待てぇ!!うがっ!!

見事に体に当たった。

バキッ

それだけにとどまらず。

屋根を壊した。

んで、今落ちてまーs

「がっ!?」

体を張って着地しました。

「大丈夫?」

体の上に乗っている悠が訪ねてくる。

「ま、まぁ・・・・」

「よかった〜・・・・。蒼姉ちゃん、久しぶり!」

「久しぶり。・・・どこうか」

「あっごめん」

悠はひょいっとウチの体の横に座った。
んでウチも上体を起こしてっと・・・。

「・・・・・・あれ?お取込み中でしたか?」

ウチの前と後ろにはいかにもこれから戦います感たっぷりの朽木隊長と一護がいた。

「あぁ、そうだな」

「すいません」

「蒼、この屋根はどう責任取るのだ?」

「それは百瀬家が頑張ります」

「ちょっと待て。何勝手に決めてんだ」

百瀬家当主がなんか騒いでまーす。

「そうか」

でも朽木隊長は了承してくれたみたい。

「はい」

「何もよくねぇよ!!」

現当主がうるさいっす。

「クロの母さんに頼むからいいんだよ!」

「お母さん?えっ知り合い?何で蒼が?」

「そりゃあクロん家に365日中200日位飯おごってもらってるから」

ほとんど通い詰めで飯をいただいております。

「初めて知ったよ、それ!!」

マジで?
女官さん達はみんな知ってるけどね。

「クロ姉ちゃん、恋次兄ちゃん」

さっきまで隣に座っていた悠が二人の元に駆け寄った。

ウチも立ちますか。

「悠って・・・誰だ?」

一護が聞いてきた。

「ウチの家族。まぁ弟、かな」

「かなって何だよ」

「いやー、かな?」

「・・・」

呆れた顔で見られてしまった。

とりあえず悠の傍に行くか。
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